2026.06.18
猫が毛づくろいをする理由|行動の意味や舐めすぎの注意点を解説
猫って、本当によく毛づくろいしますよね。
気持ちよさそうに毛づくろいしている姿はかわいいものですが、その時間があまりに長いと「そんなに舐めて大丈夫?」と心配になることもあるのではないでしょうか。
実は毛づくろい(グルーミング)には、体を清潔に保つだけでなく、リラックスしたり気持ちを落ち着けたりする役割もあります。
ただし、急に毛づくろいの回数が増えたり、同じ場所ばかり舐めたり、逆にほとんどしなくなった場合は注意が必要です。
この記事では、猫が毛づくろいをする理由や行動の意味、舐めすぎる原因、注意したいサインについて詳しく解説します。

【 目次 】
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猫はなぜ毛づくろいをするの?
1.体を清潔に保つため
毛づくろいの最も大きな目的は、体を清潔に保つことです。
猫は舌で被毛を舐めることで、体についた汚れやホコリ、抜け毛などを取り除いています。
猫の舌には小さな突起があり、ブラシのような役割をしています。
特に室内飼いの猫でも、日々の生活の中で毛には汚れが付着します。
毛づくろいによって被毛の状態を整え、健康な皮膚を保っているのです。
2.体温調節のため
猫は毛づくろいによって体温調節も行っています。
毛に付いた唾液が蒸発するときに熱が奪われるため、暑い時期には体を冷やす効果があります。
夏場になると毛づくろいの回数が増えることがありますが多少のことであれば心配ありません。
3.リラックスして気持ちを落ち着かせるため
毛づくろいには精神を落ち着かせる役割もあります。
猫は緊張したあとや驚いたあとに毛づくろいをすることがあります。
これは、自分の気持ちを落ち着けるための行動だと考えられています。
来客のあとや大きな音がしたあとに毛づくろいを始める場合は、軽いストレスを感じているのかもしれません。
猫が毛づくろいをしすぎる・舐めすぎる原因
猫の毛づくろいが急に増えた場合、皮膚トラブル・痛み・ストレスの3つが主な原因です。
皮膚トラブル
かゆみが原因で毛づくろいが増えるケースもあります。
代表的な原因は以下です。
- ノミ・ダニ
- アレルギー
- 皮膚炎
- 乾燥
特定の部位ばかり舐めている場合は、皮膚に異常がないか確認しましょう。
痛みや違和感
見た目に異常がなくても、体の内部に違和感がある場合があります。
関節の痛みや筋肉の違和感、内臓の不調などがあると、その周辺をしつこく舐めることがあります。
特に高齢猫で急に毛づくろいが増えた場合は注意が必要です。
ストレス
毛づくろいしすぎの原因として多いのがストレスです。
例えば、次のような環境変化は猫のストレスになりやすいです。
- 引っ越し
- 模様替え
- 来客
- 新しい家族が増えた
- 飼い主の生活リズムの変化
不安や緊張が続くと、毛づくろいによって気持ちを落ち着かせようとすることがあります。
分離不安とは、飼い主さんと離れることに強い不安を感じてしまう状態のことです。
留守番中や飼い主さんの外出前後に過剰な毛づくろいが見られる場合は、寂しさや不安を紛らわせようとしている可能性があります。
「外出するとずっと鳴いている」「帰宅後にべったり離れない」など、他にも気になる行動がある場合は、【 猫の分離不安症とは? 原因・症状・対処法と予防策を解説!】 もあわせて参考にしてみてください。
毛づくろいしすぎてハゲるのは危険?
毛づくろいが増えすぎると、同じ場所を舐め続けることで毛が抜け、ハゲてしまうことがあります。
この状態は「過剰グルーミング」と呼ばれ、ストレスや皮膚トラブルが原因で起こることが多いです。
過剰グルーミングとは
過剰グルーミングとは、必要以上に毛づくろいを続けてしまう状態のことです。
特に、お腹・内もも・前足などは舐めすぎによる脱毛が起こりやすい部位です。
最初は薄くなる程度でも、悪化すると地肌が見えるほど毛が抜けることもあります。
病院へ行く目安
次のような症状が見られる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
- 同じ場所ばかり舐め続ける
- 毛が薄くなってきた
- 皮膚が赤い
- 出血している
- 触ると嫌がる
ストレスだけでなく、アレルギーや病気が隠れていることもあります。
猫が毛づくろいをしない原因
普段よく毛づくろいする猫が、急にしなくなった場合も注意が必要です。
体調不良
体調が悪いと、毛づくろいをする余裕がなくなります。
食欲低下や元気消失も見られる場合は、体調不良を疑いましょう。
肥満
太りすぎると、お腹や背中などに舌が届きにくくなります。
特に下半身の毛並みが乱れている場合、肥満が影響していることがあります。
シニア化・関節痛
高齢になると関節の動きが悪くなり、体をひねる動作がつらくなることがあります。
その結果、毛づくろいの頻度が減ることがあります。
猫の毛づくろいと毛玉の関係
猫は毛づくろいの際に、抜け毛を一緒に飲み込んでいます。
通常は便として排出されたり、吐き戻したりしますが、うまく排出できないと毛玉が体内にたまります。
毛球症とは?
飲み込んだ毛が胃や腸にたまり、不調を引き起こす状態を毛球症といいます。
長毛種や換毛期は特に注意が必要です。
注意したい症状
- 吐こうとして吐けない
- 食欲が落ちる
- 便秘気味になる
- 元気がない
こまめなブラッシングで抜け毛を除去してあげることが、毛球症予防につながります。
抜け毛が急に増えた、換毛期のケア方法を知りたいという方は、こちらの記事も参考になります。
猫の換毛期の時期や抜け毛対策を解説した記事
猫同士で毛づくろいするのはなぜ?
多頭飼いをしていると、猫同士で毛づくろいし合う姿を見ることがありますよね。
毛づくろいは自分に対して行うだけでなく、猫同士や飼い主に向けられることもあります。
信頼関係のサイン
猫同士で舐め合う行動は「アログルーミング」と呼ばれます。
これは親しい猫同士で見られやすく、信頼関係が築けているサインです。
特に顔や首周りなど、自分では手入れしにくい場所を舐め合うことが多いです。
上下関係が見えることもある
毛づくろいには、猫同士の関係性が表れることもあります。
積極的に舐める側と舐められる側が固定されている場合、力関係や上下関係が影響している可能性もあります。
ただし、必ずしも優劣を示すわけではなく、仲良しのコミュニケーションであることも多いです。
飼い主の髪を舐めるのはなぜ?
猫が飼い主さんの髪の毛をペロペロ舐めてくることがあります。
これは、猫なりの愛情表現や信頼のサインであることが多いです。
猫同士で毛づくろいをし合う「アログルーミング」と同じように、親しい相手を舐めることで安心感を得たり、絆を深めたりしていると考えられています。
特に、くつろいでいるときや甘えたいときに髪を舐めてくる場合は、飼い主さんを仲間や家族として認識している可能性があります。
ただし、整髪料やヘアオイルが付いた髪を舐めるのは注意が必要です。
成分によっては猫の体に負担をかけることもあるため、長時間舐めさせないようにしましょう。
毛づくろい後に急に走るのはなぜ?
毛づくろいのあと、急に部屋を走り回る猫もいます。
これは珍しい行動ではありません。
興奮状態になるため
毛づくろいで神経が刺激され、一時的にテンションが上がることがあります。
いわゆる「毛づくろいハイ」のような状態です。
本能的な切り替え行動
毛づくろいでリセットしたあと、気持ちを切り替えるように動き出す猫もいます。
異常がなければ心配しすぎる必要はありません。
猫の毛づくろいでよくある質問
毛づくろいは1日にどれくらいしますか?
個体差はありますが、猫は起きている時間のかなりの割合を毛づくろいに使うといわれています。
毛づくろいしすぎは病気ですか?
必ずしも病気ではありませんが、ストレスや皮膚疾患が原因のことがあります。
一部がハゲてしまったり、赤みがある場合は受診をおすすめします。
ブラッシングで毛づくろいは減りますか?
ブラッシングをしたからといって、毛づくろい自体がなくなるわけではありません。
ただし、抜け毛や毛のもつれが減ることで、毛づくろいの回数が少し落ち着く場合があります。
また、飲み込む毛の量を減らせるため、毛玉予防にも効果的です。
特に換毛期はこまめなブラッシングがおすすめです。
まとめ
猫の毛づくろいは、体を清潔に保つだけでなく、気持ちを落ち着かせる大切な行動です。
- 毛づくろいは猫にとって自然で大切な習性
- 舐めすぎ・まったくしない場合は注意
- 脱毛・赤み・食欲低下があるなら受診を検討
- ブラッシングや環境づくりで負担を減らせる
普段の毛づくろいの様子を観察することで、愛猫の小さな変化にも気づきやすくなります。
いつもと違う様子が続く場合は、早めに動物病院へ相談してみてくださいね。
愛猫の運動不足・ストレス対策できていますか?
室内飼いの猫は、どうしても運動不足になりやすいものです。
特に上下運動が不足すると、ストレスや肥満、夜鳴きの原因になることもあります。
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