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2026.06.04

猫との引っ越しで失敗しないために|ストレスを減らす事前準備と当日の注意点

この記事を読んでいるということは、飼い主さんのお引越しが決まったのでしょうか。

猫は環境の変化が苦手な動物です。
そのため、引っ越しによって大きなストレスを感じ、普段とは違う行動を見せることがあります。

特に新しい家に慣れるまでは、隠れる・鳴く・食欲が落ちるなどの症状が見られることも珍しくありません。
しかし、多くの場合は適切な環境を整えてあげることで少しずつ落ち着いていきます。

この記事では、猫が引っ越しでストレスを感じる理由やよく見られる症状、引っ越し前後にできる対策について詳しく解説します。

猫が段ボール箱に入っている写真


猫は引っ越しでストレスを感じる?

結論から言うと、多くの猫は引っ越しでストレスを感じます。

猫は縄張り意識が強く、自分のテリトリーの中で生活することで安心感を得ています。
しかし引っ越しをすると、部屋の広さや匂い、音、家具の配置などが大きく変わります。

人間にとっては新生活のスタートでも、猫にとっては知らない場所へ突然連れて来られた状態です。
そのため、警戒心が強くなったり、不安な行動が増えたりすることがあります。

なぜ猫は環境の変化が苦手なのか

猫はもともと縄張りを大切にする動物です。

  • 部屋の広さが変わる
  • 家の匂いが変わる
  • 聞こえる音が変わる
  • 家具の配置が変わる
  • 縄張りがリセットされる

猫は、自分の匂いが付いた場所で生活することで安心し、安全を確認しています。
引っ越しによってそれまで慣れ親しんだ環境が一気に変わるため、不安や緊張を感じやすくなります。

特に警戒心の強い猫やシニア猫は、新しい環境に慣れるまで時間がかかることがあります。


猫の引っ越しストレスでよく見られる症状

引っ越し後のストレスは、猫によってさまざまな形で現れます。
ここでは特によく見られる症状を紹介します。

1.隠れて出てこない

引っ越し後に最も多いのが「隠れて出てこない」という行動です。

新しい環境を危険だと感じているため、猫は安全だと思える場所に身を潜めます。
ベッドの下や押し入れの奥、家具の隙間などに長時間隠れることもあります。
無理に引っ張り出そうとするとさらに警戒心が強くなるため、自分から出てくるまでは見守りましょう。

2.ご飯を食べない

ストレスによって食欲が落ちる猫もいます。

引っ越し直後は緊張からご飯を食べないことがありますが、半日から1日程度で食べ始めるケースも少なくありません。
ただし、丸1日以上ほとんど食べない場合は注意が必要です。

普段食べ慣れているフードやおやつを与えたり、静かな場所で食事できるようにしたりすると食欲が戻りやすくなります。

3.夜鳴きや大きな声で鳴く

引っ越し後に夜中に鳴くようになる猫もいます。

これは不安や緊張から飼い主を呼んでいる場合や、環境の変化に戸惑っている場合があります。
大声で叱るのではなく、安心できる寝床やお気に入りの毛布を用意して安心させてあげましょう。


夜中に鳴き続ける、急に夜泣きが増えたなどの悩みがある方は、原因や対策について詳しく解説したこちらの記事も参考になります。

猫の夜泣きの原因や対処法を解説した記事

4.トイレを失敗する

今まで問題なくトイレができていた猫でも、引っ越し後に失敗することがあります。
新しい場所にトイレがあることを理解できていなかったり、不安で落ち着いて排泄できなかったりするためです。

引っ越し直後は以前と同じ猫砂やトイレを使うことで安心しやすくなります。
トイレの場所を頻繁に変えないことも大切です。

5.攻撃的になる・甘えが増える

ストレスへの反応は猫によって異なります。

些細なことで怒りやすくなったり、触られるのを嫌がったりする猫もいれば、反対に飼い主から離れなくなる猫もいます。
どちらも環境の変化による不安が原因であることが多いため、無理に行動を変えようとせず落ち着いて接することが大切です。


段ボールの穴を覗く猫

引っ越し前にやっておきたい対策

猫のストレスを減らすためには、引っ越し前の準備が重要です。
事前に対策しておくことで、引っ越し後の負担を軽減できます。

1.キャリーケースに慣らしておく

引っ越し当日はキャリーケースで移動することになります。

普段から部屋に置いておき、自由に出入りできるようにしておくと警戒心を減らせます。
お気に入りの毛布やおやつを入れておくのもおすすめです。

2.普段使っている猫用品を残しておく

猫は自分の匂いが付いた物に安心感を覚えます。

ベッドや毛布、おもちゃなどは洗わずにそのまま新居へ持って行くとよいでしょう。
慣れた匂いがあることで、新しい環境でも落ち着きやすくなります。

3.引っ越し当日の避難場所を作る

荷物の搬出入中は大きな音や見知らぬ人の出入りが続きます。
猫にとっては大きなストレスになるため、静かな部屋やケージを用意しておきましょう。

車移動の場合は、引っ越し業者の作業が終わるまで車の中で一緒に待機するのもおすすめです。

脱走防止のためにも、作業中はキャリーケースやケージで安全を確保することが大切です。


引っ越し当日の注意点

引っ越し当日は人の出入りが多く、家具の搬出入や移動もあるため、猫にとって非常にストレスがかかりやすい日です。
また、普段は起こらない脱走事故も発生しやすいため、事前にしっかり対策しておきましょう。

特に重要なのは次の3つです。

  • 猫を安全な部屋で待機させる
  • 脱走対策を徹底する
  • 移動中のストレスを減らす

1.猫を安全な部屋で待機させる

引っ越し作業中は、猫を静かな部屋に待機させるのがおすすめです。

作業員の出入りや大きな物音は猫にとって大きなストレスになります。
可能であれば、家具の搬出が終わるまで別室で過ごさせましょう。

部屋には以下のものを用意しておくと安心です。

  • トイレ
  • 飲み水
  • 普段使っているベッド
  • お気に入りの毛布やおもちゃ

見慣れた物や匂いに囲まれることで、猫の不安を和らげることができます。

2.脱走対策を徹底する

引っ越し当日は猫の脱走事故が起こりやすいタイミングです。

家具の搬出入で玄関や窓が頻繁に開閉されるため、猫が驚いて外へ飛び出してしまうケースも少なくありません。

そのため、作業中は猫を別室に隔離し、ドアに「猫がいます」「開けないでください」などの張り紙をしておくと安心です。

また、窓が開いていないか、網戸がしっかり閉まっているかも事前に確認しておきましょう。
特に臆病な猫は、大きな音に驚いて思わぬ行動を取ることがあります。

「うちの子は大丈夫」と思わず、万全の脱走対策を行うことが大切です。

3.移動中のストレスを減らす

引っ越し先へ移動する際は、猫を必ずキャリーケースに入れましょう。

移動中に「かわいそうだから」とキャリーから出してしまうと、車内で暴れたり脱走したりする危険があります。
安全のためにも、目的地に到着するまではキャリーから出さないようにしてください。

また、キャリーには普段使っている毛布やタオルを入れておくと安心感につながります。
移動時間が長い場合は、出発前に十分遊ばせておくのも効果的です。

少しでもリラックスした状態で移動できるよう配慮してあげましょう。

引っ越し当日の重要ポイント
  • 玄関や窓の開閉に十分注意する
  • 作業中は猫を別室で待機させる
  • 移動中はキャリーから出さない
  • 脱走対策を最優先に考える

引っ越し後に猫を早く慣れさせる方法

引っ越し後は「早く慣れてほしい」と思うかもしれませんが、焦りは禁物です。
猫のペースに合わせて少しずつ新しい環境に慣れさせていきましょう。

1.まずは1部屋だけで過ごさせる

新居に着いたら、いきなり家全体を自由にさせるのではなく、まずは1部屋だけで過ごさせるのがおすすめです。

広すぎる空間は猫にとって不安の原因になることがあります。

水・ご飯・トイレ・寝床を用意し、安心できる空間を作ってあげましょう。
部屋に慣れてきたら、少しずつ行動範囲を広げていくと負担を減らせます。

2.家具やトイレの配置を急に変えない

引っ越し後は部屋のレイアウトを試行錯誤したくなりますが、猫が慣れるまでは大きく変更しない方が安心です。

特にトイレや寝床の位置を頻繁に変えると、猫が混乱する原因になります。
まずは生活の基準となる場所を固定し、猫が新しい環境を覚えやすい状態を作りましょう。

3.無理に構わない

隠れている猫を見ると心配になりますが、無理に抱っこしたり引っ張り出したりするのは逆効果です。

猫自身が安全だと判断できるまで待つことも大切なサポートです。
ご飯や水の交換をしながら、普段通り優しく声をかける程度にしておきましょう。


新居に慣れてきたら猫専用の高い居場所を作ろう

新居での生活に少しずつ慣れてきたら、猫が安心して過ごせる居場所づくりも考えてみましょう。

猫は高い場所から周囲を見渡すことで安心感を得る動物です。
引っ越し後は環境が大きく変わるため、自分の縄張りや安全な場所を確認したい気持ちが強くなることがあります。

そんなときは、キャットタワーや猫用ステップなどを設置し、猫専用の居場所を作ってあげるのがおすすめです。

特に窓辺は、外の景色を眺めたり日向ぼっこをしたりできるため、多くの猫が好む場所です。

窓枠に設置できるキャットタワー「ねこゴロン」は、床のスペースを大きく使わずに猫の居場所を増やせるのが特徴。

キャットタワー ねこゴロン

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新居は家具の配置が変わりやすく、思ったよりキャットタワーを置く場所が確保できないこともあります。
そのような場合でも、窓枠を活用することで猫が落ち着ける高い場所を作ることができます。

引っ越し直後は無理に環境を変えず、猫が新居に慣れてきたタイミングで少しずつ快適な空間を整えてあげると良いでしょう。

また、ねこゴロンはスリムな形状のため、引っ越しの際も大掛かりな分解作業がほとんど必要ありません。

新居へ移動した後も設置しやすく、猫ちゃんのお気に入りの居場所をそのまま持っていけるのが特徴です。
今後引っ越しの予定があるご家庭でも長く使いやすいキャットタワーです。


よくある質問

猫は引っ越し後どのくらいで慣れますか?

猫が新しい環境に慣れるまでの期間には個体差があります。

  • 好奇心旺盛な猫:数日〜1週間程度
  • 警戒心が強い猫:数週間〜1か月程度
  • シニア猫:1か月以上かかることもある

無理に慣れさせようとせず、猫のペースで見守ることが大切です。

引っ越し後に病院へ連れて行った方が良い症状は?

次のような症状が見られる場合は早めの受診をおすすめします。

  • 2日以上ほとんど食事をしない
  • 水を飲まない状態が続く
  • 嘔吐や下痢を繰り返す
  • 呼吸が荒い
  • ぐったりしている
  • 排尿・排便ができない

多頭飼いの場合はどうすればいい?

仲の良い猫同士でも引っ越しによってストレスを感じることがあります。
隠れ場所や寝床を複数用意し、それぞれが安心できるスペースを確保してあげましょう。

高い場所や休憩場所が不足すると、猫同士のトラブルにつながることもあります。

引っ越し当日は猫をペットホテルに預けた方がいいですか?

引っ越し作業中の騒音や人の出入りが心配な場合は、ペットホテルや動物病院へ一時的に預ける方法もあります。

ただし環境が二重に変わるため、猫によってはかえってストレスになる場合もあります。
愛猫の性格や移動距離を考慮して判断しましょう。


まとめ

猫は環境の変化が苦手なため、引っ越しによってストレスを感じることがあります。

隠れる・ご飯を食べない・夜鳴き・トイレの失敗などは、引っ越し後によく見られる行動です。
しかし、多くの場合は時間の経過とともに落ち着いていきます。

  • 引っ越し前から準備をしておく
  • 引っ越し後は猫のペースで慣れさせる
  • 安心できる居場所を作る
  • 異常が続く場合は病院へ相談する

愛猫が安心して新生活をスタートできるよう、焦らずゆっくり見守ってあげてくださいね。



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